市長定例会見(令和6年11月20日開催)
令和6年11月20日に開催された市長会見です。
内容は以下のとおりです。
「新西部学校給食センターが完成しました。」について(資料はこちら)
このたび、新たな西部学校給食センターが完成し、令和7年1月から供用を開始することになりましたので、お知らせします。
新西部学校給食センターは、現在の西部学校給食センターが昭和53年の開設以来、40年以上経過するなど、施設の老朽化に伴い、令和2年度に基本計画の策定を行い、令和4年度から、PFI事業として施設整備を進めてまいりました。
新西部学校給食センターの施設概要につきましては、1階に調理室、下処理室、洗浄室などを備え、2階には、見学コーナーやテストキッチンなど、食育のための機能を有しています。現在の平屋建ての西部学校給食センターと比較して、延床面積は約2倍の広さになります。調理能力は、現在と同規模の1日あたり8,000食で、給食を提供する学校は、主に市の西部に所在する小学校8校、中学校3校あわせて11校になります。
次に施設の主な特徴について、4点御説明いたします。
1点目は、衛生管理についてです。
施設内の区域は、「汚染作業区域」と「非汚染作業区域」を壁などで明確に区分し、食材の荷受け・調理・配送まで、後戻りがない一方方向の調理動線を確保することで、交差汚染の防止など、最新の衛生管理基準に対応する施設となり、より安心・安全な給食の提供が可能となります。
また、2時間喫食を確保する観点から、一部、複数献立を実施することにより、調理時間の短縮を図ってまいります。
2点目は、食物アレルギー対応についてです。
現在の西部学校給食センターでは、設備の制約上、提供できなかった食物アレルギー対応食も、今回、通常の調理室とは別に、食物アレルギー対応食専用の調理室を設けることで東部、北部学校給食センター同様に、卵、乳の除去食を提供することが可能となりました。
3点目は、食育の推進についてです。
2階の見学コーナーでは、煮炊き・和え物調理室の様子を御覧いただける「見学窓」を設けているほか、「食」への関心と理解を深めるため、食育に関する情報を掲示するなど、施設見学にきた子どもたちに楽しく学んでもらえるようになっています。また、献立の充実を図るためのテストキッチンや各種研修のための会議室も設けています。
4点目は、災害への対応です。
新西部学校給食センターは、矢作川洪水浸水想定区域内に位置し、周辺に高層の建築物が少ないことから、周辺住民の皆様が水害発生時に垂直方向の緊急避難が可能になるよう、建物外部に外階段を設けるとともに、学校給食センター内に災害用備蓄倉庫を設置することで、地域の防災力向上に資する施設になるものと考えております。
施設の概要についての説明は以上になりますが、 これまで以上に安心・安全な給食を子どもたちに提供してまいります。