幼児期(1~2歳)の食事の基本について
幼児食とは
幼児食とは、離乳食完了から5歳くらいまでの食事のことで、この時期は大人と同じ食事ができるようになる準備期間です。
幼児食についての情報は、離乳食の時期よりも少なくなり、不安なことも多いかもしれません。
ここでは、「幼児期(1~2歳)の食事の基本」と「食事でチェックしてほしいポイント」についてご紹介します。
幼児期(1~2歳)の食事の基本
バランスの良い食事

主食・主菜・副菜をそろえると、栄養バランスが整いやすくなります。
偏食、むら食べが多い時期ですが、2~3日の間でバランスや量がそろえば大丈夫です。
食事で生活リズムを整える
1日3回の食事のリズムが決まってくると、睡眠、遊び、食事の生活リズムが整います。
生活リズムが整い、お腹が空いている状態で食事の時間を迎えるようにすると、しっかりとごはんが食べられます。
食事は“楽しい時間”の体験
「食事は楽しい」という体験をすることで、食べる意欲へとつながっていきます。また、家族や仲間と一緒に食べて、おいしさを共有します。その中で、「おいしいよ」「しゃきしゃき音がするね」など声をかけることで食事に興味を持ち、食べるきっかけになります。
おやつの役割
幼児期のおやつは楽しみのほか、食事でとりきれない栄養を補うという役割があります。
時間、量を決めて上手に取り入れてみましょう。
おすすめのおやつは、おにぎり、いも、ヨーグルト、果物、牛乳などです。

食事でチェックしてほしいポイント
幼児期(1~2歳)になると、こどもの意思が出てきて、「食べないものが出てきた(偏食)」、「食べる量が少ない(少食)」、「むら食べ」などの食事に関する困りごとも増えてきます。チェック項目をみて、気になるものを確認してみてください。
チェック項目
(1)楽しく食事をできていますか
(2)食事のリズムは整っていますか
(3)かたいものなどを食べる時に、べーっと出したり、丸飲みをしていませんか
(4)こどもが食べるものだけを食卓に並べていませんか
「食べないものが出てきた(偏食)」、「食べる量が少ない(少食)」、「むら食べ」にお困りのかたは、関連するチェック項目を確認してみてください。
- 食べないものが出てきた(偏食)→(1),(2),(3),(4)
- 食べる量が少ない(少食)→(1),(2),(3)
- むら食べ→(2)
(1)楽しく食事をできていますか
「楽しい」記憶は、「おいしい」につながっていきます。一緒に食べて、楽しい経験を積み重ねていきましょう。
ポイント
- 無理強いはせず、食べられたらほめるようにすると、「食べられた」という自信につながっていきます。
- 手づかみや、自分でスプーンやフォークを使って食べたそうにしている時は、その意欲を大切に。こどもの食べる姿を見守ってあげましょう。
- 動画を見ながらの食事にならないようにする、おもちゃを片付けるなど、食事に集中できる環境を整えましょう。
- 大人も一緒に食卓について食事をしましょう。おいしそうに食べている姿を見せることで、食事への興味につながります。
- 食べ物を身近に感じることで、「食べたい気持ち」が自然と引き出されていきます。下の例を参考に、できることから取り入れてみてください。
(例)
- 買い物に行った際に、一緒に食べ物を見て、名前を覚える。
- キャベツを「ちぎる」、バナナなどの「皮をむく」、クッキーなどの粉を使った生地を「こねる」などのお手伝い。
- 彩りを良くする、型抜きをしてかわいい形にするなど、見た目の演出をしてみる。
(2)食事のリズムは整っていますか
お腹がすいた状態で食事の時間を迎えると、しっかりとご飯を食べることができます。
睡眠、遊び、1日3回の食事リズムを整えていきましょう。
ポイント
- こどもは十分にあそぶことでお腹がすき、食事に集中することができます。その経験は、食事で空腹感を満たす心地よさを感じることにつながります。
- おやつは次の食事まで2時間程度あくようにする、量を決めてお皿に出すなどして食事に影響が出ないように取り入れていきます。食事の時間に量を食べてくれなくて心配な時には、おやつの時間にお菓子ではなく、ご飯やパン、いも類などエネルギーになりやすいものを選んでみましょう。
(3)かたいものなどを食べる時に、べーっと出したり、丸飲みをしていませんか
離乳食が完了しても、大人と比べてまだかむ力は弱いため、かたいものなどには配慮が必要です。
肉や野菜のかたさのあるもの、口でまとまりづらいものなどの食べづらいものは、べーっと出したり、丸飲みしてしまうことがあります。
ポイント
- 下の表のような食べ物は、少し工夫をすると食べやすくなります。
- 食べられるものの幅が広がるように、食べる力も育てていきましょう。
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工夫が必要な食べ物の種類 |
調理の工夫 |
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かたさのあるもの (肉、繊維の多い野菜など) |
肉類:ひき肉や薄切り肉を使う、食べやすい大きさにする。 野菜:切り方を小さくする、繊維を断つように切る、長めに加熱する。 |
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パサパサしたもの (パン、ゆで卵、いも類など) |
パン:ペースト状のものを塗ってしっとりさせる。 ゆで卵:細かく刻み、なにかと混ぜる。(例:タルタル) いも類:水分を含ませて調理をする。 ※水分でのどを潤してから食べるようにする。 |
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ぺらぺらしたもの (キャベツ、わかめなど) |
かみきれないところが苦手。細かく刻み、スープ煮や炒めて加熱をする。 |
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ばらばらするもの (ブロッコリー、ひき肉など) |
ブロッコリー:とろみをつける。 ひき肉:ハンバーグ状に成形する、とろみをつける。 |
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弾力のあるもの (かまぼこ、こんにゃく、きのこ類など) |
かみづらい食材は無理に食べさせなくても良い。 こんにゃくやしめじやえのき、まいたけなどのきのこ類は、1cmに切るなどの工夫を。 |
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トマトや大豆、枝豆などの皮 |
皮を取り除くことで食べやすくなる。 |
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においの強いもの (しいたけ、ニラなど) |
においの強いものは3歳をすぎてからでも良い。 |
食べる力を育てる
- 食べる姿勢
足がぶらぶらしていると、体に縦の力が入りにくく、かむ力が弱まってしまいます。背中をまっすぐにして、足を床(足台)にぺたっとくっつけて食べると、しっかりかんで食べることができます。 - 積極的な手づかみ食べ
前歯(お口の前方)を使うことで、お口の機能の発達を促します。前歯でかじりとれるように、こどものお口より大きいサイズのおにぎりやスティック状にした野菜、さつまいもなどを用意してみてください。 - コップ飲み
コップ飲みもお口の前方を使うため、お口の機能の発達につながります。
こどもの歯と口の健康については、以下のリンクをご覧ください。
(4)こどもが食べるものだけを食卓に並べていませんか
「食べないから」と食卓に出さないようにしてしまうと、食べるものに偏ってしまい、食事の幅が広がりにくくなってしまいます。
ポイント
- この時期の好き嫌いは固定化されていないため、一度食べなかったからと遠ざけるのではなく、食べやすい「かたさや大きさ」にする、好きな「味つけ」にする、「見た目」をかわいらしくするなど、調理の工夫をして、期間をあけて食卓に並べるようにしましょう。
- 大人が好き嫌いをせず、色々な食材を食べるようにすることも大切です。こどもは、一緒に食卓を囲み、大人の食べる姿を見ることで学んでいきます。将来の食事につなげていきましょう。
食事に関する相談

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保健部 健康増進課 歯科・栄養係
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