『大樹寺文書』上・下
岡崎市史料叢書『大樹寺文書』上・下が揃いました。
岡崎市鴨田町にある大樹寺は松平四代親忠によって文明7年(1475年)建立された浄土宗寺院です。同寺には家康に至るまでの
松平氏、さらには徳川将軍家との関係を示す中・近世文書が多く残されています。これは同寺が松平・徳川氏の菩提寺であったことによるものです。『大樹寺文書 上』では松平氏の三河での支配・発展を語るうえで欠かせない中世文書のほか、徳川将軍家との関わりを語る近世文書、合わせて256点を収録しています。中世文書はすでに新編岡崎市史に収録されていますが、本書では訂正を入れて最新のものとするとともに編年的に配列しました。近世文書は従来紹介されてこなかったものばかりですが、なかでも徳川八代将軍吉宗以降の公儀による将軍位牌安置記録、安政2年(1855年)焼失後幕府による直轄工事の進行内容を逐一記した「安政度御再建日鑑」全5巻は、幕府と大樹寺との関係を知ることのできる格好の史料です。これらは近世の将軍菩提寺の大樹寺を知るための必須の史料と言えます。
続く『大樹寺文書 下』では、幕末~明治初年にかけての大樹寺の動向を知ることのできる「日鑑」全14巻を収録しました。日常の寺務のほか、上知や逓減禄といった明治新政府の寺社政策への対応、地域諸末寺や総本山と中本山としての大樹寺との関係の具体相などをうかがい知ることができます。明治初年は寺院にとって激動の時代と言えますが、大樹寺がその存続のためにどのような策を講じ、決断を下してきたのか。従来ほとんど語られることのなかった近代の大樹寺の展開を示す資料をこの度初めて全文翻刻掲載いたします。
戦国から近代まで、実に400年に渡る大樹寺の歴史が凝縮した2冊です。ぜひご味読ください。
体裁
- 仕様
- A5判
- 頁数
- 上巻575頁 下巻593頁
- 価格
- 上巻3,200円 下巻2,500円(税込・送料別)
- 発行年
- 上巻2014年 下巻2015年
編集者等
- 編集
- 岡崎市史料叢書編集委員会
- 編集協力
- 岡崎古文書研究会
- 発行
- 岡崎市
購入方法等
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