家康の古文書が発見されました。
報道発表日:2026年7月1日(水曜日)
岡崎市美術博物館で新たに寄託を受けた資料から、家康の古文書が発見されました。
これをうけて、令和8年7月4日(土曜日)から岡崎市美術博物館で開催する展覧会「窓―そこに介在するもの」で展示します。
古文書について
どんな古文書?
「松平家康寮屋敷判物(まつだいらいえやすりょうやしきはんもつ)」と呼ばれるものです。家康は名字を徳川に代える前であるため、松平を名乗っています。
永禄9年(1566)8月に大樹寺(岡崎市)の住職・進誉愚耕(しんよぐこう)にあてて出されました。家康は大樹寺の塔頭や領地について、進誉の考えに任せると述べ、その権利を認めています。
大樹寺にはこの古文書の写が伝わっており、愛知県の文化財に指定されています。
発見の経緯
この家康の古文書は、岡崎市内の個人宅に伝来していました。令和6年度にご所蔵者からの連絡を受け、岡崎市美術博物館で調査を実施。家康の花押(サイン)の形や大樹寺に伝来する写との比較検討などを行い、家康の文書であることが確認されました。
現在は岡崎市美術博物館に寄託されています。
発見の意義
この古文書の発見により、岡崎と三河統一以前の家康の関係を、より正確に考えられるようになりました。
歴史研究において、実際に出された古文書(正文)と写では、史料価値に大きな差があります。
この家康の古文書も、存在自体は大樹寺の写で知られていました。しかし写であるため、誤写などによって内容が正確でない可能性もありました。
今回の発見で、大樹寺の写がほぼ正確に筆写していることが分かり、写の史料価値も高まったといえます。
また宛先(一番左部分)の「大樹寺進誉上人」が、写に比べて高く記されていることが分かりました。
宛先の高さは、相手への敬意の高さを示しており、先祖代々の菩提寺である大樹寺に対する、家康の尊崇の念を感じることができます。
展覧会について
この家康の古文書は、下記の展覧会で初公開します。
- 1 名称
-
市制110周年・開館30周年記念 コレクション展「窓-そこに介在するもの」
- 2 会期
- 令和8年7月4日(土曜日)~9月13日(日曜日)
前期:7月4日(土曜日)~8月2日(日曜日)
後期:8月8日(土曜日)~9月13日(日曜日) - 3 場所
- 岡崎市美術博物館 岡崎中央総合公園内(高隆寺町)
- 4 開館時間
- 10時~17時(入館は16時30分まで)
- 5 休館日
- 月曜日(7月6日(月曜日)、7月20日(月曜・祝日)は開館)、7月21日(火曜日)、8月3日(月曜日)~7日(金曜日)は展示替え休館
- 6 観覧料
- 一般(高校生以上)1000円(900円)、小中学生500円(450円)
※()内は各種割引および20人以上の団体料金 - 7 その他
- 詳細は岡崎市美術博物館ホームページをご確認ください。
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〒444-0002 岡崎市高隆寺町字峠1番地
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