市指定:書跡・典籍・古文書 紺紙金字法華経(開結共)

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ページ番号1011828  更新日 2026年1月28日

妙法蓮華経8巻と法華経の開経(かいきょう。妙法蓮華経を読む前に読む唱える経典。)である『無量義経』と結経(けっきょう。妙法蓮華経の結びとなる要旨を述べた経典。)である『仏説観普賢菩薩行法経』の10巻です。開経と結経が共にあるので、「開結共」としています。

表紙は紺色金銀泥宝相華文、複郭題簽(だいせん)に金字外題があり、見返は金銀泥にて法華変相図を描き、鍍金撥型軸などの原装をよく存しています。本文は紺紙に金泥界を施した料紙に、1紙27行、1行17字に正楷しています。書風から鎌倉時代の書写とみられます。本経は、大久保氏の祖とされる宇都宮泰藤(うつのみや やすふじ。1302~1352。宇都宮氏の末裔で新田義貞に仕えた。足利尊氏に敗れた後、各地を転々とし、上和田郷の妙国寺(現在の岡崎市宮町)の前に移り住んだ。孫の泰道は宇津氏と改称し、さらに泰道の5代の孫忠俊・忠員兄弟の時に大久保氏になったといわれている。)によって寄進されたものです。外箱裏には「文政紀元冬展見毎器新作函蔵之、大久保加賀守忠真」とあり、小田原藩主の大久保忠真(おおくぼ ただざね。1778~1837。)が箱を新たに作ったことがわかります。

ふりがな
こんしきんじほけきょう(かいけつとも)
指定(種別)
市指定文化財(書跡・典籍・古文書)
員数
10巻
指定年月日
昭和35年3月10日
所在地
岡崎市竜泉寺町字前田
所有者
長福寺
管理者
岡崎市美術博物館(高隆寺町)寄託
時代
鎌倉時代
参考文献
  • 『再発見!岡崎の文化財』岡崎市美術博物館、2001年、38ページ
  • 『新編岡崎市史 第20巻 総集編』新編岡崎市史編さん委員会、1993年、49、59ページ

注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。

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