市指定:書跡・典籍・古文書 高階惟行・坂上惟伴連署田地寄進状
嘉禄2年(1226)、高階惟行と坂上惟伴が阿智波郷名越(岡崎市滝町名越)のうち田8反を瀧山寺境内の想持禅院に寄進したこと示す書状で、足利氏と三河国額田郡の関係を示す最古の史料です。
寄進者の2人はともに足利義氏に仕える武士で、大平惟行は高氏の一族で義氏・泰氏の時代に足利家執事を務め、大谷惟行とともに義氏の額田郡支配の中心的役割を果たしました。滝山寺は承久3年(1221)の承久の乱後、熱田大宮司家にかわり足利氏の厚い庇護を受けるようになっていきます。
足利義氏(1189~1254)は、承久の乱の戦功により三河守護職に任じられ、矢作宿近くに守護所と公文所を置き三河の統治にあたりました。承応元年(1222)の瀧山寺移築造営に際して人夫を提供しました。没後、菩提所として瀧山寺に法華堂が建立されました。
- ふりがな
- たかしなこれゆき さかのうえこれともれんしょでんちきしんじょう
- 指定(種別)
- 市指定文化財(書跡・典籍・古文書)
- 員数
- 1通
- 指定年月日
- 昭和63年11月7日
- 所在地
- 岡崎市滝町字山籠
- 所有者
- 滝山寺
- 管理者
- 滝山寺
- 時代
- 鎌倉時代 嘉禄2(1226)年
- 参考文献
-
- 『新編岡崎市史第4巻 史料古代中世』新編岡崎市史編さん委員会、1983年、852ページ
- 『再発見!岡崎の文化財』岡崎市美術博物館、2001年、32ページ
- 『天台のほとけ その美術と三河の歴史』岡崎市美術博物館、2003年、77ページ
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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