国指定:建造物 妙源寺柳堂(附:厨子1基及び須弥壇1具、棟札)
妙源寺柳堂(附:厨子1基及び須弥壇1具、棟札)
真宗高田派の妙源寺にある柳堂は、初期真宗寺院の御堂の姿を残す太子堂です。桁行3間、梁間3間、寄棟造檜皮葺、1間向拝(こうはい)付で、正面1間は桟唐戸(さんからと)をつり、他は蔀戸(しとみど)、壁板とした簡素な邸宅風の堂です。 内部は1室で、中央後方に来迎壁を立て、その前に須弥壇(しゅみだん)を置き、禅宗様の厨子(ずし)を据えて中に聖徳太子像を安置しています。 当寺には正和3年(1314)の銘を記した棟札がありますが、建物には室町時代中期の様式もみられることから、これは現存の堂の前身のものと思われます。なお、寺では親鸞説法の「柳堂」と伝承していますが、中世この堂は柳堂とはいわず、「太子堂」と呼ばれていたようです。
ふりがな | みょうげんじやなぎどう(つけたり:ずしいっきおよびしゅみだんいちぐ、むなふだ) |
指定(種別) | 国指定重要文化財(建造物) |
員数 | 1棟 |
指定年月日 | 明治36年4月15日 |
所在地 | 岡崎市大和町字沓市場 MAP(新しいウィンドウで開きます) |
所有者 | 妙源寺 |
建築年代 | 鎌倉時代 正和3年(1314)再建 |
公開情報 | 外観見学可 |
参考文献 |
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リンク |
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注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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