県指定:建造物 淇菉庵並水屋

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ページ番号1004623  更新日 2026年1月28日

写真:淇菉庵内部にじり口付近
淇菉庵内部にじり口付近
写真:淇菉庵内部茶道口付近
淇菉庵内部茶道口付近

浄土真宗明願寺にある、江戸時代の正保元~4年(1644~47)に建てられた茶道の流派である宗徧流の祖山田宗徧による二畳向板席の茶室です。宗徧の師千宗旦(せんのそうたん。1578~1659。千利休の孫)が正保3年(1646)に建てた今日庵の席を忠実に模したものといわれています。庫裡の西端にある1間四方の茶室の屋根は、もとはこけら葺と思われますが、現在は片流桟瓦葺(かたながれさんがわらぶき。屋根の一方だけに傾斜のある片流れ屋根に、桟瓦という波型の瓦を葺いた屋根の構造)です。席は2畳ですが、1畳台目席に向板を配し、本勝手向切炉下坐床の形式になっています。宗徧好みの席として現存する唯一の遺構で、貴重な存在です。この茶室は吉田藩主小笠原侯の茶事指南となった宗徧が正保年間に屋敷内に建てたのですが、その子の久作が後に遠州掛川へ移し、その子茂右衛門から享保20(1735)年に明願寺15世淇菉庵撲民が宗徧作の茶道具とともに譲り受け、寺内に移築したものです。なお、宗徧の流れを汲む不蔵庵龍渓は天保年間(1830~44年)のころ岡崎に住み、淇菉庵の隣に4畳半に2畳の茶室を付した弟也斎(ていやさい)を設けました。

ふりがな
きろくあんならびにみずや
指定(種別)
愛知県指定(建造物)
員数
1棟
指定年月日
昭和54年6月13日
所在地
岡崎市伊賀町字西郷中
所有者
明願寺
建築年代
正保年間(宗徧茶屋)建造
公開情報
原則非公開
参考文献
  • 『新編岡崎市史 18巻 建造物』新編岡崎市史編さん委員会、1983年、294-321ページ
  • 『再発見!岡崎の文化財』岡崎市美術博物館、2001年、66ページ
  • 愛知県史編さん委員会編『愛知県史 別編 文化財1 建造物・史跡』愛知県、2006年

注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。

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