国指定:建造物 大樹寺多宝塔(附:棟札)
大樹寺多宝塔(附:棟札)
浄土宗大樹寺にある室町時代末期の多宝塔です。心柱銘によると、松平7代清康が大檀那となって万疋を寄進し、さらに多くの家臣たちの寄進により天文4年(1535)に建立されました。時の住持は充蓮社玉誉上人、大工棟梁は藤原長康仮名(けみょう)与三郎でした。 塔全体がおだやかな和様でまとめられており、入念丁寧に造られた建築です。屋根は檜皮葺で、鉄製の相輪(そうりん)を上げています。下層は方3間、総円柱、斗組(とぐみ)二手先尾垂木付として、上層は亀腹上に円形の塔身を立て、四手先で軒を支えています。塔内部には禅宗様仏壇を置き、春日厨子を据え、多宝仏を祀っています。
ふりがな | だいじゅじたほうとう(つけたり:むなふだ) |
指定(種別) | 国指定重要文化財(建造物) |
員数 | 1棟 |
指定年月日 | 明治37年2月18日 |
所在地 | 岡 |
所有者 | 大樹寺 |
建築年代 | 室町時代 天文4年(1535)建造 |
公開情報 | 外観見学可 |
参考文献 |
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リンク |
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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