国指定:建造物 八幡宮本殿(上地八幡宮)
八幡宮本殿
上地八幡宮は建久元年(1190)、源範頼によって建てられたと伝えられる古い歴史をもつ神社で、応神天皇を祭神としています。 その本殿は室町時代末期の三間社流造、屋根は檜皮葺の、市内で数少ない中世の建築物です。簡素ながらも垢ぬけしたつつましい装飾を見せています。社伝では、永禄6年(1563)の三河一向一揆の兵火をまぬがれたとしていますが、この時に一度焼失したと考えたほうがよく、翌永禄7年、家康が石川数正にやはり一揆で焼け落ちた土呂八幡宮を再興させた際に、上地八幡宮も再建されたものと思われます。これまでに幾度も修繕がなされていますが、元禄13年(1700)に現在見られるような彩色が施されました。また、安永7年(1778)には覆屋が造られましたが、現在は撤去されています。
ふりがな | はちまんぐうほんでん |
指定(種別) | 国指定重要文化財(建造物) |
員数 | 1棟 |
指定年月日 | 大正15年4月19日 |
所在地 | 岡 |
所有者 | 上地八幡宮 |
建築年代 | 室町時代 永禄7年(1564)以後再建 |
公開情報 | 通常見学不可 |
参考文献 |
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リンク |
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注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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