国指定:建造物 六所神社本殿、幣殿、拝殿、神供所、楼門(附:厨子、棟札)
六所神社本殿、幣殿、拝殿、神供所、楼門(附:厨子、棟札)
六所神社は徳川氏歴代の崇拝の厚かった神社で、松平氏の初代親氏が加茂郡六所山に奥州塩釜六所大明神を勧請したことに始まると伝えられ、後に家康の祖父清康が岡崎在城の頃この地へ移したようで、家康の産土神(うぶすながみ)ともされています。近世の神職は大竹氏です。昭和10年(1935)に本殿・幣殿・拝殿・神供所・楼門の建造物と、寄棟造黒漆塗りの厨子6基・棟札6枚が国の重要文化財に指定されました。社殿と神供所は江戸時代初期の寛永11~13年(1634~36)、3代将軍家光が岡崎城主本多忠利を奉行として幕府御大工藤原(鈴木)長次に建立させたもので、社殿は本殿・幣殿・拝殿を連結し、華麗な彩色をほどこした権現造となっています。3間1戸の楼門はやや遅れて貞享5年(1688)に建立されました。これらの建物は、幕府の命によって造営されただけに壮麗な造りで、彫刻・彩色には豪華な手法を取り入れており、伊賀町の伊賀八幡宮とともに近世初めのこの種の建築を代表するものです。
ふりがな | ろくしょじんじゃほんでん、へいでん、はいでん、しんくしょ、ろうもん(つけたり:ずし、むなふだ) |
指定(種別) | 国指定重要文化財(建造物) |
員数 | 5棟 |
指定年月日 | 昭和10年5月13日 |
所在地 | 岡 |
所有者 | 六所神社 |
建築年代 | 江戸時代 寛永11年(1634)~同13年再建、楼門は貞享5年(1688)建造 |
公開情報 | 外観見学可 |
参考文献 |
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リンク |
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注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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