国指定:絵画 絹本著色法然上人絵伝

妙源寺にある絹本著色法然上人絵伝は、3幅に計59数場面の事蹟をもって法然上人の一生を説いた絵伝で、大きさは各幅縦147.3cm×横81.5cmです。
西三河地方の寺院には多くの法然上人絵伝が伝わっていますが、それらの中でも優れた描写力を示すものです。各幅を霞で上下に7、8段に分け、各段に2、3の場面を描いています。第1幅は誕生、父時国の非業の死、出家・受戒、後白河法皇説戒などを下から上へ、第2幅は大原談義、七箇条起請文、遠流出発などを上から下へ、第3幅は帰洛、往生、葬送、霊廟破却、荼毘(だび)などを下から上へ配しています。各場面には短冊形が貼付され、場面の題目が墨書されていたものと思われるが、ほとんどが剥落し、読むことはできません。また、全体に剥落や欠損が目立っているため、絵画様式による年代判定は難しいですが、妙源寺が所蔵する親鸞聖人絵伝と比べると、横一文字に画面を区画するすやり霞の多角や羅列的な事績配置に時代を下る傾向がみられるため、やや遅れる南北朝から室町初頭に差し掛かる頃の成立と判断されている。
掛軸の法然上人絵伝で重要文化財指定を受けているのは、三重県の西導寺本とこの妙源寺のものの2件しかなく貴重です。
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ふりがな
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けんぽんちゃくしょくほうねんしょうにんえでん
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指定(種別)
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国指定重要文化財(絵画)
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員数
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3幅
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指定年月日
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大正7年4月8日
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所在地
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岡崎市大和町字沓市場
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所有者
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妙源寺
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管理者
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妙源寺
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時代
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南北朝時代
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参考文献
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- 『新編岡崎市史 第17巻 美術工芸』新編岡崎市史編集委員会、1984年、459-460ページ
- 愛知県史編さん委員会編『愛知県史 別編 文化財2 絵画』愛知県、2011年、297-299ページ
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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