市指定:絵画 絹本著色十六羅漢像
釈迦如来を単独で描いた釈迦如来像に、各幅1~4名ずつの羅漢を描いた羅漢図を組み合わせた五幅の掛け軸です。
羅漢とは阿羅漢のことで、いっさいの煩悩を打破する修養を積み衆生済度の徳を得た仏弟子です。羅漢図は通常16、18、500人を一組として描かれますが、本図は四人図、三人図、二人図、一人図で構成され、計10人の羅漢が描かれています。一人図のみ明らかに画風が異なる点と、一般の羅漢図では左右対称の構成をとる点から、もともとは釈迦を中心に4人、3人、2人の羅漢図が左右に展開した十八羅漢図であった可能性があり、後世に別の羅漢図から一人図が組み合わされて現状のとおりになったと推定されます。釈迦と羅漢の輪郭や岩には南宋の水墨画の表現方法が、一方釈迦や羅漢の顔貌には伝統的な仏画の手法が用いられていて、両者を折衷した表現となっています。
寺伝では、徳川家康が永禄4(1561)年に松應寺に寄進したものと伝えられています。
- ふりがな
- けんぽんちゃくしょくじゅうろくらかんぞう
- 指定(種別)
- 岡崎市指定文化財(絵画)
- 員数
- 5幅
- 指定年月日
- 昭和35年3月10日
- 所在地
- 岡崎市松本町
- 所有者
- 松應寺
- 管理者
- 松應寺
- 参考文献
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- 『松平・徳川氏の寺社』岡崎市美術博物館、2000年、59-61ページ
- 『三河浄土宗寺院の名宝 浄土へのいざない』岡崎市美術博物館、2011年、82-83ページ
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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