県指定:絵画 絹本著色善光寺如来絵伝

満性寺にある絹本著色善光寺如来絵伝は、4幅の画面に44の事蹟を描きこんで信濃善光寺阿弥陀如来の由来を絵伝で、大きさは各幅縦157.2cm×横79.0cmです。右幅から下降と上昇を交互に繰り返して蛇行状に物語を展開しています。画面は霞によって各場面が明確に区分され、短冊形に事蹟名が記されています。右から第1幅は最上段に釈迦の霊鷲山説法の図を置き、以下阿弥陀三尊の出現と疫病退治など11の事蹟が上から下へ順に描かれています。第2幅は物部の排仏、太子の守屋討伐決意など10が下から上へ、第3幅は太子出陣、守屋軍との合戦など14が上から下へ、第4幅は善光寺の建立など7場面が下から上へと描かれています。左右両端の上部に霊山説法図と善光寺伽藍図を大きく描いて対照的に配するまとまりのある構図を示しており、描写も謹直、明快です。本図は他本に比べて、場面数が多く、第2幅では用明天皇のため病気平癒を祈祷し、坂田寺を建立する等孝養の場面が多く取り上げられているのが特徴のひとつです。全体にやや形式化が見られますが、画風は室町時代(14世紀)の大和絵系の様式を示しています。第1幅の紙背に延宝8年(1680)の修理銘があります。
-
ふりがな
-
けんぽんちゃくしょくぜんこうじにょらいえでん
-
指定(種別)
-
愛知県指定文化財(絵画)
-
員数
-
4幅
-
指定年月日
-
昭和32年1月12日
-
所在地
-
岡崎市菅生町字元菅
-
所有者
-
満性寺
-
管理者
-
満性寺
-
時代
-
室町時代
-
参考文献
-
- 『新編岡崎市史 第17巻 美術工芸』新編岡崎市史編集委員会、1984年、403-404ページ
- 愛知県史編さん委員会編『愛知県史 別編 文化財2 絵画』愛知県、2011年、282ページ
- 奈良国立博物館ほか編『法隆寺展 聖徳太子と平和への祈り』読売新聞社、2014年、153ページ
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
関連情報
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
教育委員会事務局 社会教育課 文化財係
〒444-8601 岡崎市十王町2丁目9番地(福祉会館4階)
電話:0564-23-6177 ファクス:0564-23-6643
教育委員会事務局 社会教育課 文化財係へのお問い合わせは専用のフォームをご利用ください