国指定:彫刻 木造兜跋毘沙門天立像
兜跋毘沙門天と称される、地天女に支えられて立つ形式の毘沙門天立像で、鹿勝川の庚申堂に、本尊青面金剛像をはさんで左右に置かれています。像高はその1像が171.6cm、その2像が159cmです。ともに桧材の一木造で、頭部から足元の地天女まで主要部は一材から彫出し、内刳を施し彫眼としています。両肩・両手首で別材を継ぎ、地天女の両脚部前半部を別材としています。像表面の彩色は現状古色としています。その1像は炎髪を立て、肩布の端を獣皮とし、宝冠を前半部のみとするのに対し、その2像は宝冠を筒型とするなど、両像には違いがあり、独創性がみられます。
寛政9年(1797)の縁起によると、両像は、享保年間(1716~1736)に薬師如来像とともに紀州熊野の日置浦沖で漁師の網によって海中から引き上げられ、大野郷の長寿寺に祀られていましたが、丙辰の年{元文元年(1736)もしくは寛政8年(1796)}に当地に迎えられたとされています。
平安時代前期の作例として全国的にも貴重であり、美術史的な価値はきわめて高い仏像です。
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ふりがな
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もくぞうとばつびしゃもんてんりゅうぞう
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指定(種別)
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国指定重要文化財(彫刻)
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員数
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2軀
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指定年月日
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平成14年6月26日
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所在地
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岡崎市鹿勝川町字辻
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所有者
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庚申講
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管理者
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庚申講
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時代
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平安時代
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公開情報
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公開
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参考文献
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- 愛知県史編さん委員会編『愛知県史 別編 文化財3 彫刻』愛知県、2010年、430-432ページ
- 『新編岡崎市史額田資料編1』新編岡崎市史額田資料編編集委員会、2010年、55-62ページ
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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