県指定:彫刻 木造狛犬
滝山寺の鎮守である日吉山王社本殿に置かれていた県下最古の木造狛犬です。像高は阿形66.5cm、吽形69.8cm。ともに檜の一材から体幹部を造り出しており、これに尾、前脚、後脚を寄せています。漆塗を施し、白下地の上に彩色がなされた像ですが、残念なことに彩色の殆どは無くなっています。また、阿形の上顎の大部分と下顎の一部が欠けてしまっています。顔だちはかなり写実的で、近世以降の狛犬に比べると背筋をピンと伸ばし、頭をぐっともたげている点は鎌倉時代の像に多くみられる特徴ですが、ただ全体的にきびしさに欠ける点から鎌倉期も末、もしくは室町時代初期の作ではないかと思われます。吽形は一角を有しており、たてがみも脚の毛も尾も素直に伸びて直線的である一方、阿形のほうは、すべてカールさせているというように、同じ刀法でありながらその表現形式に対遮的な変化がみられ、制作者の巧妙な構想がうかがえます。現在は同寺宝物殿に収蔵されています。
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ふりがな
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もくぞうこまいぬ
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指定(種別)
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県指定文化財(彫刻)
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員数
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1対
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指定年月日
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昭和32年1月12日
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所在地
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岡崎市滝町字山籠
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所有者
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滝山寺
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管理者
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滝山寺
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時代
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鎌倉時代
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参考文献
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- 『新編岡崎市史 第17巻 美術工芸』新編岡崎市史編集委員会、1984年、127-128ページ
- 『再発見!岡崎の文化財』岡崎市美術博物館、2001年、10ページ
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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