市指定:彫刻 木造円空作 毘沙門天像・不動明王像

円空の作品で、内刳もなく完全な一材製の像です。像高は毘沙門天が約63.1cm、不動明王が約60.5cmです。毘沙門天像は蛙のような邪鬼の上に立ち、両手で宝塔を捧げています。不動明王像は磐石上に坐し、左手に竜の巻きついた、俱利迦羅剣を体に密着させて表しています。右手の羂索も彫り出しで、体に密着しています。2像の顔立ち、髪や衣文の表現など似た点が多いこと、不動明王と毘沙門天は観音像の両脇侍として用いられることが多いことを考えると、2像は一具として造立されたものと思われ、もしくはかつて中尊たる観音像があったものと考えられます。作風から貞享年間(1684~88)に前後する円空の円熟期の作と考えられます。円空仏は、ノミ跡がしっかりと残り、鉈を上から下に振り下ろす「鉈ばつり」という技法が使われています。身近で素朴な雰囲気が感じられる作品です。
- ふりがな
- もくぞうえんくうさく びしゃもんてんぞう・ふどうみょうおうぞう
- 指定(種別)
- 岡崎市指定文化財(彫刻)
- 員数
- 2軀
- 指定年月日
- 昭和52年11月10日
- 所在地
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岡崎市真伝町(岡崎市美術博物館寄託)
- 所有者
- 経津主神社
- 参考文献
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- 『新編岡崎市史 第17巻 美術工芸』新編岡崎市史編集委員会、1984年、165ページ
- 『再発見!岡崎の文化財』岡崎市美術博物館、2001年、29ページ
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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