県指定:彫刻 木造阿弥陀如来坐像(土呂八幡宮)

かつて神社の境内にあった神宮寺の本地仏で、像高139.5cmの市内では最大の阿弥陀如来坐像です。
檜材の寄木造、彫眼で、黒漆塗仕上げとなっています。大きめの肉髻(にくけい 頭部の隆起した部分)や、切りつけの螺髪(らほつ)、また上まぶたの線を平らにした伏し目がちの眼や丸みをおびた顔には平安時代後半期に流行する定朝様式の影響があらわれており、その地方的な特色を考慮すると、おそらく12世紀前半から中頃に造られた像であると思われます。ただし、像の表面の黒漆塗仕上げに関しては、寛文9年(1669)の『大仏縁起』に、「元亀年間(1570~73)、七条仏所大宮の仏師が招かれたのをはじめとして数度にわたって行われた同仏修理の際施されたものである」と記されています。また、現在像に付属している化仏(けぶつ 光背についている小さな仏像)付の輪光背、台座等は大樹寺から譲られたものであり、その製作年代はわかっていません。貞享4年(1687)に、領主松平弾正によって別堂が建てられ、拝殿から移されましたが、現在は新しく造られた同宮収蔵庫に安置されています。
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ふりがな
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もくぞうあみだにょらいざぞう
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指定(種別)
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県指定文化財(彫刻)
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員数
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1軀
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指定年月日
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昭和37年3月10日
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所在地
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岡崎市福岡町字南御坊山
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所有者
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土呂八幡宮
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管理者
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土呂八幡宮
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時代
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鎌倉後期
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参考文献
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- 『新編岡崎市史 第17巻 美術工芸』新編岡崎市史編集委員会、1984年、106-107ページ
- 『再発見!岡崎の文化財』岡崎市美術博物館、2001年、5ページ
- 愛知県史編さん委員会編『愛知県史 別編 文化財3 彫刻』愛知県、2010年、437ページ
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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