市指定:工芸品 黒漆嵌装舎利厨子

舎利厨子とは、釈迦の遺骨を安置する仏具です。中心に舎利容器が置かれ、右扉に文殊菩薩騎獅像、左扉に普賢菩薩騎象像が描かれています。
現状細目木造黒漆塗とし、屋根、軸部、基台の3部に分解できます。舎利容器は、金銅製火焰宝珠を半円状にあらわし、中央に円形の水晶窓(一部破損)を開き、この中に舎利10粒程を納入するものです。内壁に半王状の蓮華台に差し、この内壁を舎利奥行中央に嵌め四柱屋根で固定します。厨子正面に戸扉を吊り、側面背面は板壁とし、これを基壇上に据えます。基台は正面に3箇、側面に2箇の格挟間を付け、菱綾文を彫り、緑色に塗ってあります。厨子内部の装飾は、奥壁及び戸扉の上半部を郡青色(補色)に塗り、下半部は緑色の下地に切金で幾何学文様を置きます。寺伝によれば、松平5代長親が寄進したという伝承があります。
- ふりがな
- こくしつがんそうしゃりずし
- 指定(種別)
- 岡崎市指定文化財(工芸品)
- 員数
- 1基
- 大きさ
- 高さ23.3cm、幅23.5cm
- 指定年月日
- 平成11年10月7日
- 所在地
- 岡崎市鴨田町字広元
- 所有者
- 大樹寺
- 管理者
- 岡崎市美術博物館(高隆寺町)寄託
- 時代
- 室町時代
- 参考文献
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岡崎市美術博物館『三河浄土宗寺院の名宝 浄土へのいざない』2011年、84ページ
注意:文化財の概要については、新たな発見や再調査により記載内容が変更となる可能性があります。
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